【Craft】火星接近モデル

プラネタリウム誕生(1923年)から今年で100年。プラネタリウムの元ともなった、「太陽系の惑星の動きを再現する模型」のことを「太陽系儀(天体運行儀)」 英語では "orrery(オーラリー)"と言います。

何年か前になりますが、ハートピア安八天文台さんのワークショップで作成されていた「火星接近モデル」をTwitterで拝見して、自分も作ってみたくなり、記事をアップされていた天文台の方とコンタクトを取らせてもらったところ、本当に親切に教えていただきました(その節はありがとうございます!)。

それから試行錯誤しながら設計して、一から制作したオーラリーです。


太陽系の惑星は、それぞれ違う軌道や周期で太陽の周りを公転しているため、近づいたり遠ざかったりを繰り返します。

地球と火星は、およそ2年2ヶ月(780日)毎に接近します。


前回、2022年12月1日に接近した火星が次に地球に接近するのは、2025年1月12日

その様子をオーラリーで再現したのが下図です。

左側の、滑車を回すと連動して地球と火星が回り始めます。(1周=6ヶ月)

【前回接近時】2022年12月1日頃

【1年後】2023年12月1日頃(滑車を2周回した状態)

地球と火星はほぼ真逆の位置関係で、遠ざかっています。


【次回接近時】2025年1月12日頃(滑車をさらに2周+2ヶ月分回した状態)

KUMA Lab

「宇宙×VR」「サイエンス×アート」を目指して ノンゲームVR開発・CGデザインを主にやっているフリーランスです。 バーチャル世界に無限の可能性を感じています。 カバー写真:Voyager 1's Pale Blue Dot (NASA/JPL-Caltech)

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